更新日 : 2024/02/06 04:35
CVSS v2- CVSS v35.3
【OpenSSL における DH キー生成とパラメータチェックに過剰な時間がかかる問題 (Security Advisory [6th November 2023])】
2024年2月6日OpenSSL脆弱性情報が公開されました。
対応が必要か検討してください。
脆弱性情報の概要
OpenSSL Project より、<a href="https://www.openssl.org/news/secadv/20231106.txt"target="blank">OpenSSL Security Advisory [6th November 2023]</a> (Excessive time spent in DH check / generation with large Q parameter value (CVE-2023-5678))が公開されました。 深刻度 - 低 (Severity: Low) OpenSSL の DH_generate_key() 関数は、過度に大きい P パラメータのチェックを行いますが、Q パラメータではそのチェックを行いません。これにより、DH_generate_key() 関数を使用して X9.42 DH キーを生成するアプリケーションでは、長い遅延が発生する可能性があります。 同様に、DH_check_pub_key() 関数では、DH パラメータに対する必要なチェックを行わず、P パラメータや Q パラメータが大きすぎる場合に脆弱であり、DH_check_pub_key() 関数を使用して X9.42DH キーまたは X9.42DH パラメータをチェックするアプリケーションでは、長い遅延が発生する可能性があります。 DH_generate_key() 関数と DH_check_pub_key() 関数は、DH_check_pub_key_ex() 関数、EVP_PKEY_public_check() 関数、EVP_PKEY_generate() 関数からも呼び出されるため、これらの関数を呼び出すアプリケーションも同様に影響を受ける可能性があります。また、「-pubcheck」オプションを使用した場合の OpenSSL pkey コマンドラインアプリケーションおよび genpkey コマンドラインアプリケーションも本脆弱性の影響を受けます。 なお、OpenSSL Project は、OpenSSL SSL/TLS 実装および、OpenSSL 3.0 と 3.1 の FIPS プロバイダは本脆弱性の影響を受けないとしています。
対象製品
製品:OpenSSL
企業:OpenSSL Project
深刻度(CVSS)
CVSS v2
-
CVSS v3
5.3

参考:CVSSの深刻度レベル
スコアCVSS v2CVSS v3
9.0~10.0危険緊急
7.0~8.9危険重要
4.0~6.9警告警告
0.1~3.9注意注意
0注意なし
リンク情報
JVN JVNDB-2023-005756
https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2023/JVNDB-2023-005756.html
JVN JVNVU#99711420
https://jvn.jp/vu/JVNVU99711420/index.html
JVN JVNVU#98271228
https://jvn.jp/vu/JVNVU98271228/index.html
CVE CVE-2023-5678
https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2023-5678
NVD CVE-2023-5678
https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2023-5678
ICS-CERT ADVISORY ICSA-23-348-10
https://www.cisa.gov/news-events/ics-advisories/icsa-23-348-10
CWE-754
https://cwe.mitre.org/data/definitions/754.html
日付情報
登録日
2024/02/06 04:35:00
最終更新日
2024/02/06 04:35:00
「OpenSSL」に関する直近の脆弱性情報
もっと見る >>