更新日 : 2024/03/01 05:10
CVSS v27.5 CVSS v3-
【PHP の mail() 関数 における safe_mode オプションによる制限を回避される脆弱性】
2024年3月1日PHP脆弱性情報が公開されました。
対応が必要か検討してください。
脆弱性情報の概要
------------ 本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。 ------------ PHP には safe_mode オプションが備わっています。このオプションにより、いくつかの関数で PHP スクリプトとスクリプトの実行対象のファイルやディレクトリが同一ではない場合に処理を続行させないようにすることが可能です。 PHP 4.0.5 から 4.1.0 に実装されている、メールの送信に利用できる mail() 関数には、第 5 引数として渡される入力値を適切にフィルタリングしない問題が存在し、safe_mode オプションによる制限を回避されてしまう可能性があります。 この問題を利用する攻撃者は、mail() 関数の第 5 引数にメタキャラクタを含むデータを渡すことにより、この問題を抱えるホスト上で HTTP プロセスの権限 (通常は nobody 権限) で任意のコマンドを実行できる可能性があります。(CVE-2001-1246) さらに、PHP 4.x から 4.2.2 においては、PHP を介してメール送信が行われている場合、MTA に任意のコマンドを渡すことができる問題が存在します。Safe_mode が有効化されている状況下では、本来であれば mail() 関数の第 5 引数の使用が無効化されるものが、使用できてしまいます。そのため、リモートの攻撃者は safe_mode オプションによる制限を回避して MTA に任意のコマンドを引き渡すことが可能となり、結果として MTA が動作するホスト上で任意のコマンドが実行できる可能性があります。(CVE-2002-0985)
対象製品
製品:PHP
企業:The PHP Group
深刻度(CVSS)
CVSS v2
7.5
CVSS v3
-

参考:CVSSの深刻度レベル
スコアCVSS v2CVSS v3
9.0~10.0危険緊急
7.0~8.9危険重要
4.0~6.9警告警告
0.1~3.9注意注意
0注意なし
リンク情報
JVN JVNDB-2002-000271
https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2002/JVNDB-2002-000271.html
CVE CVE-2002-0985
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2002-0985
NVD CVE-2002-0985
http://nvd.nist.gov/nvd.cfm?cvename=CVE-2002-0985
BID 5562
http://www.securityfocus.com/bid/5562
BID 2954
http://www.securityfocus.com/bid/2954
CWE-88
https://cwe.mitre.org/data/definitions/88.html
日付情報
登録日
2024/03/01 05:10:00
最終更新日
2024/03/01 05:10:00
「PHP」に関する直近の脆弱性情報
もっと見る >>