2019年7月10日にCosminexus HTTP Serverの脆弱性情報が公開されました。
対応が必要か検討してください。
MD5 アルゴリズムの衝突耐性の不備を利用した攻撃法により、X.509 証明書の偽造に成功したことが報告されました。 一方向性ハッシュ関数である MD5 は入力値から固定長のメッセージダイジェストと呼ばれる値を出力します。安全なハッシュ関数は特定のメッセージダイジェストに対応する入力値を見つけることが極めて困難である必要があります。異なる入力から同一のメッセージダイジェストが出力される事を "衝突" と呼びます。 1996 年から MD5 アルゴリズムの衝突耐性の不備を利用した攻撃法が報告されています。その後、この攻撃手法が X.509証明書の偽造に使えることが示され、2008年に CA によって署名された証明書をもとに中間 CA 証明書の偽造に成功したことが報告されました。 MD5 アルゴリズムを使用している製品が影響を受けます。
製品：Cosminexus HTTP Server
企業：日立
CVSS v2
CVSS v3

参考：CVSSの深刻度レベル

スコア	CVSS v2	CVSS v3
9.0～10.0	危険	緊急
7.0～8.9	危険	重要
4.0～6.9	警告	警告
0.1～3.9	注意	注意
0	注意	なし

JVN JVNDB-2009-001001
https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2009/JVNDB-2009-001001.html
JVN JVNVU#836068
http://jvn.jp/cert/JVNVU836068/index.html
CVE CVE-2004-2761
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2004-2761
NVD CVE-2004-2761
http://web.nvd.nist.gov/view/vuln/detail?vulnId=CVE-2004-2761
JPCERT-WR JPCERT-WR-2009-0101
http://www.jpcert.or.jp/wr/2009/wr090101.html#5
CERT-VN VU#836068
http://www.kb.cert.org/vuls/id/836068
ICS-CERT ADVISORY ICSMA-18-058-02
https://www.us-cert.gov/ics/advisories/ICSMA-18-058-02
BID 33065
http://www.securityfocus.com/bid/33065
CWE-310
https://jvndb.jvn.jp/ja/cwe/CWE-310.html
登録日
2019/07/10 07:46:00
最終更新日
2019/07/10 07:46:00
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