更新日 : 2007/03/31 15:00
CVSS v27.5 CVSS v3-
【PostgreSQL の文字セット変換処理における任意のコードを実行される脆弱性】
2007年3月31日PostgreSQL脆弱性情報が公開されました。
対応が必要か検討してください。
脆弱性情報の概要
------------ 本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。 ------------ PostgreSQL では、EUC や Unicode などのマルチバイト文字を含む、多くの文字セットをサポートしており、サーバ側では異なる文字セットを使用する複数のデータベースを持つことができます。PostgreSQL 7.4 以降には、全文検索機能を追加する拡張モジュールとして Tsearch2 が同梱されています。 PostgreSQL には、以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。 1) PostgreSQL 7.3.x/7.4.x/8.0.x に実装されている文字セット変換の際に使用される特定の関数には、引数に対する妥当性の確認が適切に行われていない問題が存在します。(CAN-2005-1409) この問題を利用するローカルの攻撃者は、意図的に作成した SQL コマンドを実行することにより、不正に権限を昇格させて任意のコードを実行する可能性があります。 2) Tsearch2 には、internal 型の引数を持たない特定の関数において、戻り値のデータ型が internal 型として宣言されているために、PostgreSQL プロセスがクラッシュしてしまう問題が存在します。(CAN-2005-1410) この問題を利用するローカルの攻撃者は、意図的に作成した SQL コマンドを作成して実行することにより、Tsearch2 を使用する PostgreSQL プロセスをサービス不能状態に陥らせる可能性があります。
対象製品
製品:PostgreSQL
企業:PostgreSQL.org
深刻度(CVSS)
CVSS v2
7.5
CVSS v3
-

参考:CVSSの深刻度レベル
スコアCVSS v2CVSS v3
9.0~10.0危険緊急
7.0~8.9危険重要
4.0~6.9警告警告
0.1~3.9注意注意
0注意なし
リンク情報
JVN JVNDB-2005-000290
https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2005/JVNDB-2005-000290.html
CVE CVE-2005-1409
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2005-1409
NVD CVE-2005-1409
http://nvd.nist.gov/nvd.cfm?cvename=CVE-2005-1409
SECUNIA SA15217
http://secunia.com/advisories/15217/
BID 13476
http://www.securityfocus.com/bid/13476
BID 13475
http://www.securityfocus.com/bid/13475
FRSIRT FrSIRT/ADV-2005-0453
http://www.frsirt.com/english/advisories/2005/0453
日付情報
登録日
2007/03/31 15:00:00
最終更新日
2007/03/31 15:00:00
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