更新日 : 2024/02/27 07:54
CVSS v22.1 CVSS v3-
【Linux Kernel の request_key_auth_destroy() 関数にメモリリークが発生する脆弱性】
2024年2月27日Red Hat Enterprise Linux脆弱性情報が公開されました。
対応が必要か検討してください。
脆弱性情報の概要
------------ 本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。 ------------ Linux Kernel には以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。 1) mm/mempolicy.c の sys_set_mempolicy() 関数では、第一引数に指定される policy フィールドにおいて負数に対するチェックが不適切であるため、カーネルパニックを生じる問題が存在します。(CVE-2005-3053) ローカルの攻撃者に悪用された場合、システムがサービス不能状態に陥る可能性があります。 2) x86_64 システムにおける mm/ioremap.c には、ioremap でマップしたメモリ領域を解放する iounmap において存在しないアドレスが指定された場合の処理が不適切である問題が存在します。(CVE-2005-3108) ローカルの攻撃者に悪用された場合、システムがサービス不能状態に陥る、あるいは不正にメモリ中の情報を取得される可能性があります。 3) security/keys/request_key_auth.c の request_key_auth_destroy() 関数において、適切にメモリの解放が行われていないため、メモリリークが発生する問題が存在します。(CVE-2005-3119) ローカルの攻撃者に意図的に多数の認証トークンキーが取り扱われた場合、システムがサービス不能状態に陥る可能性があります。 4) fs/namei.c には、メモリの解放を行う際に、本来 __putname() 関数を使用するべき箇所で putname() 関数を使用しているため、CONFIG_AUDITSYSCALL オプションを有効にしている場合にメモリリークが発生する問題が存在します。(CVE-2005-3181) ローカルの攻撃者に悪用された場合、システムがサービス不能状態に陥る可能性があります。
対象製品
製品:Red Hat Enterprise Linux
企業:レッドハット
深刻度(CVSS)
CVSS v2
2.1
CVSS v3
-

参考:CVSSの深刻度レベル
スコアCVSS v2CVSS v3
9.0~10.0危険緊急
7.0~8.9危険重要
4.0~6.9警告警告
0.1~3.9注意注意
0注意なし
リンク情報
JVN JVNDB-2005-000604
https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2005/JVNDB-2005-000604.html
CVE CVE-2005-3119
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2005-3119
NVD CVE-2005-3119
http://nvd.nist.gov/nvd.cfm?cvename=CVE-2005-3119
SECUNIA SA17114
http://secunia.com/advisories/17114/
BID 15076
http://www.securityfocus.com/bid/15076
BID 15049
http://www.securityfocus.com/bid/15049
FRSIRT FrSIRT/ADV-2005-2039
http://www.frsirt.com/english/advisories/2005/2039
CWE-401
https://cwe.mitre.org/data/definitions/401.html
日付情報
登録日
2024/02/27 07:54:00
最終更新日
2024/02/27 07:54:00
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