更新日 : 2007/03/31 15:00
CVSS v27.5 CVSS v3-
【Gaim の MSN プロトコルプラグインにおけるバッファオーバーフローの脆弱性】
2007年3月31日Red Hat Enterprise Linux脆弱性情報が公開されました。
対応が必要か検討してください。
脆弱性情報の概要
------------ 本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。 ------------ Gaim は、Yahoo! Messenger や AOL Instant Messenger など、複数のプロトコルが利用可能な IM (Instant Messenger) クライアントです。 Gaim 0.81 以前には、以下の複数のセキュリティ上の問題が存在します。 ・MSN プロトコルプラグイン (object.c および slp.c) で使用されている strncpy 関数において配列サイズのチェックが不適切であるため、バッファオーバーフローが発生する問題 (CAN-2004-0500) ・グループウェアサーバから受信するメッセージの妥当性が適切にチェックされないため、ヒープオーバーフローが発生し、任意のコードが実行される問題 (CAN-2004-0754) ・tar 形式で圧縮された顔文字のテーマ用のファイルがテーマ一覧にドラッグ&ドロップされ、untar コマンドがシェルで実行される際に、ファイル名のチェックが不適切であるため、任意のコマンドが実行される問題 (CAN-2004-0784) ・2048 バイトを超える URL を含むメッセージを受信した場合に、バッファオーバーフローが発生する問題 (CAN-2004-0785) ・zephyr サーバにサインオンする際に、ローカルホストの名前解決のための DNS クエリに対して DNS サーバが過渡に長いホスト名が応答されるとバッファオーバーフローが発生する問題 (CAN-2004-0785) ・不正なリッチテキストフォーマット (RTF) メッセージによってバッファオーバーフローが発生する問題 (CAN-2004-0785) ・いくつかのプロトコルにおいてユーザのプロファイル情報を取得する際や、顔文字のテーマをドラッグ&ドロップでインストールする際に、Web サーバによって過度に長い content-length ヘッダが Gaim に渡されると、メモリをすべて消費してしまい Gaim がクラッシュする問題 これらの問題を利用するリモートの攻撃者は、結果として Gaim をサービス不能状態に陥らせる、あるいは Gaim を実行しているユーザの権限で任意のコードやコマンドを実行できる可能性があります。
対象製品
製品:Red Hat Enterprise Linux
企業:レッドハット
深刻度(CVSS)
CVSS v2
7.5
CVSS v3
-

参考:CVSSの深刻度レベル
スコアCVSS v2CVSS v3
9.0~10.0危険緊急
7.0~8.9危険重要
4.0~6.9警告警告
0.1~3.9注意注意
0注意なし
リンク情報
JVN JVNDB-2004-000341
https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2004/JVNDB-2004-000341.html
CVE CVE-2004-0500
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2004-0500
NVD CVE-2004-0500
http://nvd.nist.gov/nvd.cfm?cvename=CVE-2004-0500
BID 10865
http://www.securityfocus.com/bid/10865
BID 11056
http://www.securityfocus.com/bid/11056
SECTRACK 1011082
http://www.securitytracker.com/alerts/2004/Aug/1011082.html
SECTRACK 1011083
http://www.securitytracker.com/alerts/2004/Aug/1011083.html
日付情報
登録日
2007/03/31 15:00:00
最終更新日
2007/03/31 15:00:00
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