更新日 : 2012/06/26 05:14
CVSS v25 CVSS v3-
【ImageMagick の TIFF デコーダにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性】
2012年6月26日Red Hat Enterprise Linux脆弱性情報が公開されました。
対応が必要か検討してください。
脆弱性情報の概要
------------ 本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。 ------------ ImageMagick は、X Window システム上で画像の表示や対話的な画像操作を行なうためのアプリケーションです。 ImageMagick 5.x/6.x には、特定の形式の画像ファイルを取り扱うことでサービス不能状態に陥る以下の複数の問題が存在します。 ・ImageMagick 5.5.7 以前における TIFF タグの取り扱いの不備により、無効なタグを含んだ TIFF 形式の画像ファイルを処理した場合、サービス不能状態に陥る問題 (CAN-2005-0759) ・ImageMagick 5.5.7 以前における TIFF デコーダの不備により、意図的に作成された TIFF ファイルを処理した場合、サービス不能状態に陥る問題 (CAN-2005-0760) ・PSD (Photoshop Document) 形式の画像ファイルの取り扱いの不備により、意図的に作成された PSD ファイルを処理した場合、サービス不能状態に陥る問題 (CAN-2005-0761) ・ImageMagick 6.0.1 以前における SGI 形式の画像ファイルの取り扱いの不備により、バッファオーバーフローが発生する問題 (CAN-2005-0762) これらの問題を利用するリモートの攻撃者は、意図的に作成した TIFF、PSD、または SGI 形式の画像ファイルを ImageMagick より開くように標的ユーザを誘導することにより、結果として ImageMagick をサービス不能状態に陥らせることが可能です。また、CAN-2005-0762 の問題を利用することにより、ImageMagick を実行する標的ユーザの権限で任意のコードを実行できる可能性があります。 尚、現時点では CAN-2005-0761 の問題の影響を受ける詳細なバージョンについては不明ですが、ImageMagick 6.2.0-8 以降においては解消されています。
対象製品
製品:Red Hat Enterprise Linux
企業:レッドハット
深刻度(CVSS)
CVSS v2
5
CVSS v3
-

参考:CVSSの深刻度レベル
スコアCVSS v2CVSS v3
9.0~10.0危険緊急
7.0~8.9危険重要
4.0~6.9警告警告
0.1~3.9注意注意
0注意なし
リンク情報
JVN JVNDB-2005-000195
https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2005/JVNDB-2005-000195.html
CVE CVE-2005-0760
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2005-0760
NVD CVE-2005-0760
http://nvd.nist.gov/nvd.cfm?cvename=CVE-2005-0760
BID 12873
http://www.securityfocus.com/bid/12873
BID 12874
http://www.securityfocus.com/bid/12874
BID 12875
http://www.securityfocus.com/bid/12875
BID 12876
http://www.securityfocus.com/bid/12876
日付情報
登録日
2012/06/26 05:14:00
最終更新日
2012/06/26 05:14:00
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